Alumi Body


 ELISEの魅力は、やはりあの軽さでしょう。特にエンジンが良い訳ではないし、別にけなす訳ではありませんが、仕方ないのは事実です。
 
 軽さの要因は、単純に大きさとアルミのボディーです。ただ、普通の溶接技術ではあの大きさで剛性を出すのは非常に困難だったと思います。
 もし、それが可能だったらS2000もそうしていたに違いないのではないでしょうか?
 
 単純に言えば、小さいメーカーだからこそ出来た冒険とも言える、接着剤でのボディー形成です。単純に接着剤と言うと、不安な要素も感じられますが、接着剤と言っても、航空機と同じ技術で、瞬間接着剤ではないので、ちゃんとした理論の元で形成されているのだと思います。
 また、溶接では点た線での接合になりますが、ELISEの場合は面と面での接着で剛性やら強度を出しているので、考え方を変えれば、非常に有効なのだと思います。
 実際に国産の200万円代の車の溶接なんて、数年で剥がれてしまいそうなものだし、実際にサス等の変更した車の、接合部の弱さを考えると、溶接だけが完璧とは言えない事実もありますよね。
 
 soudsmuseum lotus elise technical information

 上記HPにアルミ・ボディーの画像があるので見てください。
 非常に興味深い画像です。
 

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